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写真:Facebook
長らく噂されてきたAppleのARグラスプロジェクトは、世界最大のソーシャルネットワーク企業からの競争を受ける可能性がある。
Facebookが独自のARグラスを開発中との報道が出ている。新たな報道によると、Facebookは最近、製品開発を加速させるため、レイバンの親会社であるルックスオティカと提携したという。
CNBCによると、Facebookのメガネプロジェクトは社内コードネーム「Orion」で呼ばれている。プロジェクトの初期バージョンでは、通話機能、レンズ情報の表示、フレームに埋め込まれたカメラからのライブストリーミング動画の視聴が可能になる予定だ。FacebookはSiriのような独自の音声アシスタントも開発しており、このアシスタントをメガネのメイン入力として利用できる可能性がある。
iPhoneのアクセサリーになると噂されているAppleのメガネとは異なり、Facebookはスマートフォンをメガネで完全に置き換えることを計画しているようだ。
Facebookのスマートグラスプロジェクト
ワシントン州レドモンドにあるFacebook Reality Labsでは、数百人の従業員がこのプロジェクトに取り組んでいると報じられています。数年前から開発が進められている同社のARグラスは、依然として極秘扱いです。FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、このスマートグラスを同社の最優先事項と考えているようです。しかし、Facebookのエンジニアたちは、ARグラスを人々が実際に着用したくなるようなサイズに小型化することに苦戦していると報じられています。
ここ数年、AppleのARグラスに関する噂がインターネット上で飛び交っていました。最近のiOS 13ベータ版のコードから、Appleが既にiOSにARヘッドセットのサポートを組み込んでいることが明らかになりました。Appleの最初のヘッドセットは、早ければ来年にも発売される可能性があります。
FacebookのARグラスプロジェクトは、もし開始されるとしても、2023年から2025年の間になるだろう。同社は「Agios」と呼ばれるウェアラブルリングデバイスの開発を継続していると報じられている。このデバイスは、ARグラスの入力デバイスとモーションセンサーとして機能する。
拡張現実(AR)ヘッドセットは、大手テクノロジー企業にとって新たな戦場となる可能性があります。Microsoftはすでに有望なHoloLensヘッドセットの初期バージョンを公開しました。SnapchatはSpectacleグラスの開発を続けています。一方、Magic LeapとGoogleもこの技術に多額の投資を続けています。