ウォズ氏「アップルの税務慣行は本当に不公平だ」

ウォズ氏「アップルの税務慣行は本当に不公平だ」

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ウォズ氏「アップルの税務慣行は本当に不公平だ」
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スティーブ・ウォズニアック

Appleは最近、国際的な税務慣行とオフショア資金に関して米国上院から厳しい批判を受けており、Appleの共同設立者であるスティーブ・ウォズニアック氏もAppleの税務反対者のリストに加えられることになった。

ウォズ氏は、アップルの税制は実に公平ではないと考えており、アップルや他の大企業の収入に課税すべきだと提案した。

BBCとのインタビューで、ウォズ氏はアップルの税務慣行について次のように語った。

人々は利益に対して課税されるのではなく、所得に対して課税されます。私の考えでは、企業は人々と同じように課税されるべきであり、そうあるべきです。そうすれば物事は公平かつ正しくなるでしょう。

つまり、企業は収益のすべてに税金を払うか、人々は利益と呼ばれるわずかな金額にのみ税金を払うことになります。そして、私たちがこの状況を改善しない限り、この問題は永遠に私たちの身に付きまとうことになります。だからこそ、金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧しくなるのです。私は常に、教育よりも個人がはるかに重要であると考えています。私が最初にAppleコンピューターを開発したのも、まさにその目的の1つです。それは、一般の人々に力を与えるためでした。

ティム・クックCEOは、ワシントンD.C.で行われたApple社の海外利益移転と租税回避に関する米国上院小委員会の公聴会に出席しました。約2週間前、クックCEOは証言の中で、デジタル時代に対応するため、税制の抜本的な改正を強く訴えました。

インタビュー中、ウォズ氏はほとんどの人々の課税方法に反対し続け、個人は収入ではなく利益に対して課税されるべきだという考えを公言した。

「なぜビジネスマンは昼食代や車を経費として計上できるのでしょうか?普通の人がそうできたら、もっと貯金ができるはずです。」

「企業が人間と同じように扱われていないというのは本当に不公平です。

「『私の人生は私の仕事であり、家や衣服、食費を払わなければならない。そして、ある年に少しお金を稼いで貯金すれば、その残りが私の利益だ』と言う人もいるだろう。しかし、税金は利益に対して課税されるのではなく、所得に対して課税されるのだ。」

出典:BBC