- ニュース

電子書籍の価格カルテルをめぐる継続中の反トラスト訴訟において、裁判長は司法省の判決案に対するAppleの恩赦請求を却下した。司法省は、Appleが出版社と共謀してiBookstoreで電子書籍の価格を吊り上げたとして有罪判決を下したが、すべての出版社が法廷外で和解したにもかかわらず、Appleは引き続き無罪を主張している。
次に起こりそうなのは、司法省の提案が発効することであり、それは Apple が数年間 iBookstore を閉鎖し、App Store ユーザーが Kindle などのサードパーティ製アプリを通じて電子書籍を購入できるようにする必要があることを意味する。
この訴訟に関与する出版社は、Appleを電子書籍市場から締め出すことは業界全体に悪影響を及ぼすと述べており、Appleは司法省の姿勢を「過酷」かつ「懲罰的」だと批判している。Appleは提案の厳しい条項の一部を修正してもらえば済むかもしれないが、状況は全く芳しくない。
出典:AP通信
画像: ブルームバーグ