タブレット競争で誰が勝っても、チップメーカーARMが利益を得る

タブレット競争で誰が勝っても、チップメーカーARMが利益を得る

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タブレット競争で誰が勝っても、チップメーカーARMが利益を得る
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タブレット市場の約95%にチップを供給している英国に拠点を置くARMホールディングスは、Appleがこの分野で圧倒的なシェアを占めることで、競合デバイスの部品メーカーが窮地に陥る可能性があるという噂に対し、神経質に警戒しているように見える。しかし、アナリストのコメントがこの懸念を一蹴したことで、同社の株価は上昇している。

最近、JPモルガン・リサーチは、アップルの市場支配により、競合タブレットメーカーのデバイスの売れ残りが50%近くになる可能性があると投資家に警告した。こうした噂は当然のことながら、部品製造​​業界では、売れないデバイスの部品を生産してしまう可能性があるという懸念が高まった。RBSのアナリストは金曜日にこう答えた。「そんな馬鹿な」


「消費者がApple、RIM、Androidのタブレットのどれを購入するかは、実際には重要ではないと考えています」と、アナリストのディディエ・セママ氏は金曜日に投資家に語った。タブレットメーカーが過剰在庫のために発注を削減した場合、「サプライチェーンに『ひっかかり』が生じ、ARMの一部パートナーに影響を与える可能性があります。しかし、これはおそらく短期間で終わるでしょう」とセママ氏は結論付けている。

JPモルガンは水曜日、iPad 2によりアップルのタブレットの需要が増加し、競合他社が市場に足場を築くことがさらに困難になる可能性があると発表した。

[ウォール・ストリート・ジャーナル]