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写真:Wikipedia CC
サムスンの後継者、李在鎔(イ・ジェヨン)氏(52歳)は、贈賄事件に関連して懲役2年6ヶ月の判決を受けた。李氏は、贈賄、横領、そして780万ドル相当の犯罪収益隠匿の罪で有罪判決を受けた。
李氏は裁判を待つ間、既に一定期間服役しており、残りの刑期は18ヶ月となる。李氏は2017年初頭、当時の韓国大統領朴槿恵氏に関連する政治スキャンダルで逮捕された。その後、事件は係争中であり、月曜日のソウル高等法院での判決に至った。
「サムスンにとっては本当に大きな打撃であり、大きな危機だ」と世宗大学のキム・デジョン教授はAFP通信に語った。
判決文の中で、裁判所は李氏がサムスンのトップとして「積極的に賄賂を提供し、大統領に対し、自身の権力を利用して円滑な後継者育成を支援するよう暗に要請した」と指摘した。さらに、「韓国のトップ企業であり、世界的に誇るイノベーターであるサムスンが、政権交代のたびに繰り返し犯罪に関与していることは、極めて遺憾である」と続けた。
リー氏の弁護士は裁判所の決定は「残念だ」と述べた。
判決は言い渡しから1週間以内に最高裁判所に上訴できると判事は述べた。しかし、法律専門家によると、これによって判決結果が変わる可能性は低いという。
出典:BBC 、ロイター/AP