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パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、アップルとその投資家の財務見通しが近い将来において基本的に明るいと見ているだけでなく、さらに一歩踏み込んだ見方をしている。マンスター氏は、今後3年間、アップル株に強気な見方を維持する理由が少なくとも10個あると確信している。また、株価は1株1,000ドルに達すると予想している。
フォーブス誌は、マンスター氏がiPhoneとMacに意味のあるアップデートが加えられると期待しているほか、新型テレビが2013年に発売されると伝えている。同氏は、Retinaディスプレイ対応のMacとIvy Bridgeプロセッサ、そして小型のiPadが2013年初頭に登場すると述べている。
マンスター氏はまた、iPhone 5が「2012年最大のコンシューマーエレクトロニクス製品発表」となり、消費者による大規模な買い替えサイクルのきっかけになると予想している。彼はiPhoneのボディスタイルが「完全に再設計」されることを期待しており、さらに背面は「現行iPadの金属製背面パネル」に似たものになるかもしれないと述べている。しかし、画面サイズについては慎重な見方を示し、画面が4インチ以上になる可能性は60%だと述べている。
フォーブス誌はマンスター氏のテレビに関する見解も紹介しており、同氏は早ければ2013年12月にも製品が発売され、価格は1,500ドルから2,000ドル程度になると予想している。画面サイズも42インチから55インチ程度になると見ている。iPhone/iPadリモコンのアイデアを支持し、Siri説にも賛同している。彼の予測は? Appleが発売から3年以内にテレビ市場の10%を獲得するというものだ。
アナリストは、携帯電話の補助金は今後も継続する可能性が高いこと、Appleは今後長年にわたり高い粗利益率を維持できること、そしてAppleの現在の戦略において既に大きな位置を占めている中国が今後さらに大きな役割を果たすようになることを予測し、論拠を強めている。さらに、マンスター氏は、AppleがポストPCおよびタブレットコンピューティングの波を生み出し、その主導権を握っていることを指摘し、2020年までにタブレットの売上がPCの売上を上回る一方で、Appleは引き続き市場シェアの首位を維持すると見ている。
これらの点は、推測的なものからかなり明白なものまで多岐にわたりますが、Appleが弱者だった数十年前とはこれほど鮮明な対照をなす時代を生きているのは素晴らしいことです。1株1,000ドル(先週木曜日時点で565.32ドル)という予測については? 1990年代後半に買ったApple株をそのまま持ち続けていればよかったと思っています。
出典: Forbes
画像: Business Week