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昨日、世界のテクノロジーメディアの大半がAppleの記録破りの四半期決算に注目する中、HTCはひっそりと自社の業績を発表した。Appleとは異なり、台湾のHTCは3ヶ月間の売上高がわずか1億5150万ドルだったにもかかわらず、利益が70%も減少したと報告した。そして、この低迷の主な原因はiPhone 4Sだと述べている。
HTCのピーター・チョウCEOは昨日のアナリスト向け説明会で、業績不振の原因はiPhone 4Sにあると明言した。チョウCEOは、今後の業績好転に自信を示しつつも、売上高の50%を米国で占めていた時代に戻ることは不可能だと認めた。
「昨年、当社が直面した大きな課題は、iPhone 4Sとの競争により米国での売上が大きく落ち込んだことです」と、周氏は説明会でアナリストらに語り、HTCの2012年第1四半期の純利益が前年同期比70%減のわずか1億5150万ドルに落ち込んだことを明らかにした。一方、iPhone 4Sは、同じ3ヶ月間でAppleが116億ドルの利益を確保するのに貢献した。
HTCは、最新のOneスマートフォンシリーズが今年の業績回復に貢献することを期待している。周氏は、これらのデバイスは製品の販売とマーケティングをより効果的に行う「新しい」HTCの幕開けとなると述べた。また、中国市場が米国市場で失った収益を補うのに役立つと楽観視している。
[AppleInsider経由]