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AppleファンにWindows 8の感想を聞けば、きっと笑って「完全な失敗作だ」と言うでしょう。これは、ポストPC時代にMicrosoftが生き残るにはあまりにも絶望的であることを示す完璧な例です。そして、その議論には一理あります。Windows 8は発売当初からARM版とx86版に分かれており、プロユーザーからも一般ユーザーからも使い勝手の面で酷評されてきました。
しかし、Windows 8を完全に失敗と呼ぶのは少々行き過ぎかもしれません。最新のOS市場シェアの数字を見ると、Windows 8がインストールされているコンピューターの数は、Mac OS Xの全バージョンを合わせた数を超えています。
これは目覚ましい伸びです。Net Applicationsの最新データによると、Windows 8は8月のデスクトップOS全体のウェブトラフィックの7.4%を占めています。これは、8月初旬のわずか5.4%から大幅に増加したことになります。わずか1ヶ月で2%も増加したことになります。さらに、7月初旬の時点では、ウェブトラフィックに関してはWindows 8はWindows Vistaとほぼ同程度で、どちらも約4%でした。
つまり、Windows 8はスロースタートの後、批判にもかかわらず勢いを増し始めているということです。デスクトップOSに関して言えば、Windowsは巨大な存在であり、これは当然のことです。この巨大な存在は古くなり、当初はなかなか動き出せないかもしれませんが、それでも止めることはできません。
比較すると、OS XはWindowsに比べると取るに足らない存在です。OS Xの過去3バージョンを合計しても、8月の全ウェブトラフィックの約7.32%しか占めていません。Appleのアップグレード率は通常100%前後で推移するため、Mavericksはこの数字にそれほど大きな影響を与えないでしょう。そのため、Mountain Lionを使用しているユーザーのほとんどは、OS X Mavericksにアップグレードするでしょう。とはいえ、これは大きな問題ではありません。Microsoftとは異なり、Appleは生き残るために最も多くのソフトウェアを販売する必要がないからです。
出典: NetMarketshare