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先週木曜日からオフラインとなっていたApple Developer Centerが復旧し、運用を開始しました。ポータルの一部はまだオンラインに復帰していませんが、Appleのシステムステータスページによると、開発者がiOSおよびOS Xのベータ版をダウンロードできるセンターを含むいくつかのサービスが再び利用可能になっているようです。
Appleは開発者向けメールで、「開発者向けサービスを再開できるよう作業を進めておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。証明書、識別子とプロファイル、ソフトウェアのダウンロード、その他の開発者向けサービスは現在ご利用いただけます。」と述べています。
先週日曜日、Appleは侵入者がDev Centerのセキュリティを侵害し、システムのデータベースを書き換えたと発表しました。トルコ人のセキュリティ研究者によるものとされるこの侵害以来、Appleは復旧に向けて「24時間体制」で作業を進めています。
Appleは、障害発生中にメンバーシップの有効期限が切れた開発者に対して、追加料金なしでメンバーシップを延長すると発表しました。開発者センターにアクセスするには、開発者は年間100ドルの料金を支払う必要があります。
表面上はDev Centerの大部分は以前と変わらないように見えますが、Appleは内部的に完全に書き換えを行ったとみられます。今回の騒動の原因についてAppleはまだ確認していませんが、近いうちに侵害の原因について詳細を明らかにすると予想されます。