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写真:Gage Skidmore/Flickr CC
ドナルド・トランプ大統領とティム・アップル、いや、ティム・クックは親友だ。少なくともトランプ氏によればそうだ。
トランプ氏はクック氏を「素晴らしい経営者」と評し、何か気になることがあればいつでも躊躇なく電話をかけてくると述べた。「彼は私に電話をかけてくるが、他の人はそうしない」とトランプ氏は述べ、クック氏と他の幹部を比較した。
トランプ大統領はホワイトハウスの外で記者団に対し、「他社は高額なコンサルタントを雇うところもあるが、ティム・クックはドナルド・トランプ大統領に直接電話をかけている」と述べた。
大統領はまた、iPhoneを含む電子機器の輸入関税に関する懸念にも言及した。クック氏は以前、トランプ大統領の関税はアップルに打撃を与える一方で、サムスンなどのライバル企業には影響を与えないと懸念を表明していた。トランプ大統領は最終的に、2019年の年末商戦の売上を阻害しないよう、中国に対する関税の一部を延期した。
「問題は、サムスン、つまり彼のライバル企業が関税を払わないのに対し、ティム・クック氏は払うということだ」とトランプ氏は述べた。「サムスンは偉大なアメリカ企業なので、短期的には彼を助けなければならない」
ティム・クックとドナルド・トランプ:ビジネスのために
現実的に言えば、トランプ大統領とクック氏を良き友人と呼ぶのは無理がある。トランプ大統領はクック氏を公に称賛している一方で、アップルを批判もしている。中国への関税、暗号解読禁止法、そして巨大IT企業の分割の可能性も、アップルに打撃を与える可能性がある。
クック氏は依然として熱心な民主党支持者であり、2016年の大統領選挙ではヒラリー・クリントン氏の副大統領候補として検討されたこともあった。しかし、利益重視の経営者なら誰でもそうであるように、クック氏も事業のためには意見の相違を脇に置くだろう。
最近、クック氏はニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプ・ナショナル・ゴルフクラブでトランプ大統領と夕食を共にした。聞くところによると、彼は多くの幹部が期待する以上の形で大統領との交流を得られたようだ。
出典:CNBC