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写真:Apple
トム・ハンクス主演の第二次世界大戦を舞台にした映画『グレイハウンド』は、Appleにとってこれまでで最大のヒット作となった。そして、これが同社が初めてApple TV+での大ヒット映画制作に本格的に取り組むきっかけになったと報じられている。
iPhoneメーカーのAppleは、ストリーミングサービスで毎月1本の映画を公開することを検討しているようだ。そして、そのうちのいくつかは大ヒット作になると予想されている。
グレイハウンドに続き、Apple TV+の映画がさらに増える
Apple TV+は昨年11月にサービスを開始したものの、いまだに視聴者獲得に苦戦している。市場調査会社によると、ストリーミング動画サービスを利用するアメリカの世帯のうち、Apple TV+に加入しているのはわずか7%程度だという。
しかし、今月初めに『グレイハウンド』が公開された際、週末の視聴者数は、劇場公開されていた場合のチケット販売数とほぼ同水準に達した。しかも、そのうち30%はApple TV+の新規視聴者だったという。
Fast Company は、匿名の「Apple の考えに詳しい情報筋」を引用し、この成功により Apple は新たな方向へ向かったと報じている。
iPhoneメーカーのAppleは、年間12本の新作映画を発表する計画だと報じられている。その中には大作映画も含まれる予定で、グレイハウンドの製作費はAppleに7000万ドルの損失をもたらしたとされている。
すでにたくさんの映画が公開されている
新しいストリーミングサービスでは映画よりもテレビシリーズの方がはるかに多く配信されていますが、トム・ハンクス監督作品が初めてではありません。 アンソニー・マッキーとサミュエル・L・ジャクソン主演の『ザ・バンカー』は、今春Apple TV+でデビューしました。
Apple TV+では、他にも多くの映画が制作中です。例えば、マーティン・スコセッシ監督の映画も制作中です。Appleはグラフィックノベル『スノー・ブラインド』をジェイク・ギレンホール主演で映画化する予定です。ウィル・スミス主演の奴隷解放物語は『エマンシペーション』として映画化されます。チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を ウィル・フェレルとライアン・レイノルズ主演でミュージカル化する作品も予定されています。