無料チャットアプリのメッセージングが、有料SMSの人気を正式に追い抜いた

無料チャットアプリのメッセージングが、有料SMSの人気を正式に追い抜いた

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無料チャットアプリのメッセージングが、有料SMSの人気を正式に追い抜いた
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iメッセージングiPhone

通信事業者は過去10年間、SMSテキストメッセージプランで顧客に法外な料金を請求することで大儲けしてきたが、時代は急速に変化している。

SMS料金を避けるため、スマートフォンユーザーはiMessage、WhatsApp、Kikなどの無料チャットアプリメッセージングを利用するようになりました。その結果、SMSはゆっくりと、そして願わくば痛みを伴う終焉を迎えつつあります。というのも、無料アプリメッセージングが正式にSMSを追い越し、スマートフォンで最も人気のあるテキストメッセージング手段となったからです。

Informaのレポートによると、2012年にはチャットアプリで1日あたり190億件のメッセージが送信されたのに対し、SMSテキストメッセージでは176億件でした。SMSテキストメッセージの送信者が減少しているため、別の調査会社Ovumは、通信事業者が230億ドル以上の収益を失ったと推定しています。

SMSからの移行は、モバイル通信事業者の収益に大きな影響を与える可能性が高いものの、今のところSMSは依然としてこの分野の重要な役割を担うでしょう。スマートフォンではチャットアプリの利用頻度が高まっていますが、世界の半数は依然としてSMSしか送信できないフィーチャーフォンを使用しているため、SMSがすぐに消滅することはないと考えられます。

SMS の収益は 2016 年までに 1,270 億ドルに増加すると予想されていますが、一方で、2014 年には SMS 経由で送信されたメッセージは 210 億件強であったのに対し、アプリを使用して送信されるメッセージは 500 億件近くに上ると予測されています。

出典:インフォーマ

出典:フィナンシャル・タイムズ