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写真:WEBN-TV/Flickr CC
近日公開予定の『スティーブ・ジョブズ』シリーズの脚本家アーロン・ソーキンは、 ティム・クックの最近の発言について、感情を隠そうとはしなかった。ソーキンは、クックが自身の映画を「日和見主義的」と評するのは「厚かましい」と述べ、映画製作者たちがスティーブ・ジョブズの死をネタにしようとしていると示唆しているようだと批判した。ソーキンはさらに批判の矛先を向けた。
「金儲けのためにこの映画を作った人は誰もいません」とソーキンはコメントした。「第二に、ティム・クックはこの映画をちゃんと見てから、それが何なのかを判断するべきです」
この映画の脚本家は、ロンドンでの記者会見でハリウッド・レポーター誌に正直に自分がどう感じたかを語り、アップル側の倫理的問題についても言及した。
「第三に、中国に子供だらけの工場があって、時給17セントで携帯電話を組み立てているのに、他人を日和見主義者と呼ぶなんて、ずいぶん厚かましい」とソーキン氏は付け加えた。
痛い。世界で最も裕福な企業のCEOとして、それはかなり大胆な発言だ。とはいえ、ティム・クックはきっと、もっとひどいことを聞かされてきたに違いない。
クック氏は、スティーブン・コルベアとのレイト・ショーに出演し、iPhone 6sのプロモーションと雑談をした際、スティーブ・ジョブズの映画に難色を示した 。彼はこれまでスティーブ・ジョブズを題材にした映画は1本も見ていないと述べた。
『スティーブ・ジョブズ』は、Appleの元CEOであり共同創業者の故人であるジョブズを描いた2作目の映画です 。 2013年にアシュトン・カッチャー主演で初公開されましたが、クック監督は当時もあまり温かい感情を抱いていませんでした。明るい面としては、ウォズニアック監督は新作のタイトルに非常に感銘を受けており、ジョブズを非常に正確に表現していると述べています。
アーロン・ソーキン監督の 『スティーブ・ジョブズ』が10月23日に劇場で公開される。