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Appleはまだ本格的なテレビを発売していないものの、ケーブルテレビ事業者向けのセットトップボックスの開発にも取り組んでいるという噂が流れている。大きな疑問は、ケーブルテレビ事業者がAppleの参入を許し、テレビ体験をコントロールするかどうかだ。
Time Warner Cable の COO によれば、顧客体験が向上するのであれば、喜んで Apple に TV インターフェースの管理を任せたいとのことだ。
タイム・ワーナー・ケーブルのCOO、ロブ・マーカス氏は、同社はクラウドベースのテレビ体験の開発に取り組んでおり、サービスのアクセシビリティ向上のため、ユーザーインターフェースの管理権をAppleに譲渡する用意があると述べた。ただし、Appleのような外部企業にインターフェースの管理権を委譲するかどうかは状況次第だとマーカス氏は述べ、「タイム・ワーナー・ケーブルの顧客に最高の体験を提供するために、能力を最大限に活用することが肝要だ」と語った。
マーカス氏のコメントは、TWケーブルが、現在のAppleTVに似たデバイスを介してケーブル会社のユーザーインターフェースをAppleが提供または管理するという合意の可能性についてAppleと交渉しているとの報道を受けて出されたものだ。
Appleは、AppleTV事業は趣味に近いと繰り返し述べているが、多くの専門家は、Appleがリビングルームに本格的に進出し、音楽、電話、タブレットに革命をもたらしたのと同じように、テレビやケーブル業界を変えようとするだろうと見ている。
出典:ハリウッド・レポーター