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2018年モデルのiPhoneは、画面の大型化、プロセッサの高性能化、その他多くの機能強化が噂されています。しかし、まだ何も発表されていないものの、Appleの次期スマートフォンに搭載されることを強く期待する機能が1つあります。それは「4×4 MIMO」です。

これは、Samsung Galaxy S9 に iPhone X よりも大幅な速度上の優位性を与えるセルラーワイヤレスデータテクノロジーです。

MIMOはMultiple-Input and Multiple-Output（複数入力・複数出力）の略で、4×4バージョンでは4つのアンテナポートを使用してデータの送受信を行います。一般的なLTEモデルはアンテナが2つあります。同時に送受信するアンテナの数が2倍になると、接続速度が向上することは、ロケット工学の専門家でなくても理解できるでしょう。

これはOoklaのSpeedtest Intelligenceによって実証されており、Galaxy S9は一貫してiPhone Xよりも優れた性能を発揮することが分かりました。

ダウンロード速度では、サムスンの新型フラッグシップスマートフォンは49Mbpsから43Mbpsを記録したのに対し、Appleの最上位機種は32Mbpsにとどまった。アップロード速度では、S9が11.3Mbps、iPhoneが9.9Mbpsだった。

4×4 MIMOはニッチなサービスではない

4×4 MIMOはLTE-Advancedの一部であり、Verizon、T-Mobile、AT&Tが提供しています。Sprintは今年中に導入する予定です。

一部のiPhone Xに搭載されているQualcomm Snapdragon X16モデムは2016年製で、4×4 MIMOのサポートは限定的です。他のiPhone Xシリーズに搭載されているIntel XMM 7480モデルも同様です。

2018年のiPhoneモデルには、Appleが強力な4×4 MIMOに対応した新型モデムを搭載してくれることを期待したい。これにより、Appleは主要ライバルと互角の競争力を持つようになるだろう。

出典: PCマガジン