iSorry:アーロン・ソーキンがティム・クックに謝罪

iSorry:アーロン・ソーキンがティム・クックに謝罪

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
iSorry:アーロン・ソーキンがティム・クックに謝罪
  • ニュース
アーロン・ソーキン
アーロン・ソーキン氏は、両氏の発言は的外れだったと述べている。
写真:WEBN-TV/Flickr CC

ティム・クック氏とスティーブ・ジョブズの脚本家アーロン・ソーキン氏は先週、口論を繰り広げた。

まず、クック氏は「レイト・ショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」で、近日公開予定の伝記映画について軽蔑的な発言をした。これに対しソーキン氏は、Appleが「中国の工場で子供たちを雇い、iPhoneの製造に時給17セントしか支払っていない」と批判し、反撃した。痛々しい!

どうやらPR担当者は黒魔術を働かせたしかし、冷静な判断が広まった。新たなインタビューでソーキン氏は、自分とクック氏のコメントは「おそらく両者とも少し行き過ぎた」と語った。

「ティム・クック氏にはお詫び申し上げます」とソーキン氏はE!ニュースに語った。「彼がこの映画を観て、私が彼の製品を楽しんでいるのと同じくらい楽しんでくれることを願っています。」

結局のところ、クック氏が公式に否定しているウォルター・アイザックソンの伝記に大まかに基づいている近々公開されるスティーブ・ジョブズの映画に、クック氏があまり好意的に反応しないのは、それほど驚くことではない。

「アイザックソンの本はジョブズに多大な損害を与えたと思います」と、クックは著書『 スティーブ・ジョブズになる』の中で述べている。  「すでに書かれたものを焼き直しただけで、彼の人格の小さな一面に焦点を絞っていました。ジョブズが貪欲で利己的で自己中心的な人物だったという印象しか残っていません。ジョブズの人となりを捉えきれていません。そこに描かれている人物は、私がこれまでずっと一緒に働きたいと思わなかった人物です。人生は短すぎます。」

ソーキンの本はアイザックソンの本を文字通りページごとに翻案したものではないが、この本の著作権を使って作られた映画であるという事実は、クックが嫌っていた本と、これから何百万人もの人々が見ることになる映画との間に系譜があることを意味している。

しかし、それでもなお、この近日公開予定の伝記映画を支持するファンは後を絶たない。特にスティーブ・ウォズニアックは、この映画がジョブズを非常に正確に描いていると称賛している。

アーロン・ソーキン監督の 『スティーブ・ジョブズ』 が10月23日に劇場で公開される。