ティム・クック:アップル史上最も高価なiPhoneがなぜ今でもお買い得なのか

ティム・クック:アップル史上最も高価なiPhoneがなぜ今でもお買い得なのか

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ティム・クック:アップル史上最も高価なiPhoneがなぜ今でもお買い得なのか
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ティム・クックの収益アップル
新しいiPhoneは高価かもしれませんが、その性能を考えてみてください!
イラスト:Ste Smith/Cult of Mac

iPhone XS Maxの512GBモデルは最大1,449ドルと、Appleのスマートフォンはかつてないほど高価になっている。しかし、ティム・クック氏は、依然として顧客にとってお買い得だと主張している。

なぜでしょうか?Apple CEOへの最新インタビューによると、iPhoneは非常に多機能なデバイスで、複数のガジェットを所有する代わりに、たった1つのガジェットで済むからです。そして、それだけのお金をかける価値があるのです。

「これまで購入していた多くのものが、今では1つのガジェットにまとめられて非常に便利になっており、スタンドアロンのデバイスとしてこれまで考えられなかったほどの進歩を遂げています」とクック氏は日経新聞のインタビューで語った。

「Apple税」がある程度存在するのは間違いないが、クック氏の指摘は妥当だと思う。1,000ドル以上を携帯電話に払うのは、一見すると馬鹿げているように聞こえるかもしれないが、今日のiPhoneははるかに多くのことができる。

iPhoneの価格を、例えば中価格帯の良質なデジタルカメラやノートパソコンと比べてみると、途端にずっと安く見える。(1990年代半ば、AppleのMacは今日の最低スペックのiPhoneよりもずっと性能が劣るマシンなのに、簡単に5桁の価格になっていたことを考えると、これは全く大した金額ではない。)

世界中の顧客にアピール

しかし、クック氏は、誰もがこの価格を支払えるわけではないことを認めています。だからこそ、AppleはiPhoneの発売以来、製品ラインを分割してきました。クック氏が2011年にCEOに就任した当時、同社はiPhoneを1つのモデルのみで、ストレージオプションも複数用意していました。

2013年にはこれを分割して毎年2種類のiPhoneを提供し、今年はさらにそれを分割して3種類のiPhoneモデルを提供した。

「私たちはすべての人にサービスを提供したいと思っています」とクック氏は述べた。「お客様が求めているものは多岐にわたり、支払う価格も多岐にわたることを理解しています。」

Apple がこれまでに全世界で20 億台のiOS デバイスを販売したことを考えると、同社が間違った判断をしたとは言い難いでしょう。

出典:日経新聞