Siriが脳性麻痺財団と提携し、「ただこんにちはと言うだけ」を教える

Siriが脳性麻痺財団と提携し、「ただこんにちはと言うだけ」を教える

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Siriが脳性麻痺財団と提携し、「ただこんにちはと言うだけ」を教える
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近い将来、これがあなたの Mac に搭載されるかもしれません。
Siriには役立つアドバイスが満載です。
写真:Apple/脳性麻痺財団

Siriには楽しいイースターエッグが満載です。しかし、脳性麻痺財団とのコラボレーションで作られた最新の機能は、他のAIアシスタントのちょっとした一言のように軽薄だったり皮肉だったりするものではなく、ただのアドバイスです。

障害のある人と会話を始める方法をSiriに尋ねると、「簡単ですよ。『こんにちは』と言うだけです」と答えます。

Siriの音声音声を収録するという決定は、Apple CEOのティム・クック氏の呼びかけによるもので、同氏は本日TwitterでCPFとその「Just Say Hi」キャンペーンへの支持を表明した。このキャンペーンは既に幅広い著名人や支援者から支持を得ている。

インクルーシブな環境はイノベーションを促し、コミュニケーションが鍵となります。まずは「こんにちは」から始め、時間をかけて学びを深めましょう #JustSayHi https://t.co/u3x9RTh8QR

— ティム・クック (@tim_cook) 2015年12月8日

脳性麻痺財団のCEO、リチャード・エレンソン氏は、Appleは常に「インクルージョンがイノベーションを刺激する」という理念をミッションステートメントの一部として推進してきたと述べています。ティム・クック氏が、Appleを世界の「善の力」にするという目標の一環として、多様性とインクルージョンを支持していることほど、この理念が明確に示されている例はありません。

エレンソン氏は次のように指摘する。

Appleがこのキャンペーンに関わってくれたことは、当財団にとって非常に大きな意味を持っています。率直に言って、Appleほど、私たちが個性を表現し、同時に他者と繋がる方法について伝えてくれる人は他にいません。Apple、そしてティムと共鳴する真実の瞬間を見つけたという事実は、障がいのある人々のために宇宙に少しでも貢献できるチャンスがあると信じる勇気を与えてくれます。そしてもちろん、まさにそれこそが、Just Say Hiで私たちが目指していることです。

脳性麻痺は、小児の運動障害の中で最も多く見られ、米国では約323人に1人が罹患しています。世界では約1,700万人がこの障害を抱えており、そのうち約15%が何らかの障害を抱えています。

出典:Mashable