- ニュース

アップルが最近、iPadがiPodやMacといった他社製品の売上を食いつぶすことはないだろうと発言したのを覚えているだろうか?多くの人が、このような楽観的な見通しは墓場を通り過ぎるようなものだと考えている中、あるアナリストが水曜日、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社を擁護した。
「iPhoneとiPadはどちらもクロスオーバーし、それぞれの競合製品よりも多くのユニットを販売しているが、旧勢力は消えてはいない」とAsymcoのアナリスト、ホレス・デディウ氏は書いている。
デディウは、MacとiPodの販売がどちらも堅調に推移していることを示す2つのグラフ(上記)を公開しました。「確かに、Macは底堅さを示しており、iPodは販売台数こそ伸びていないものの、販売額は維持しています。しかし、既存メーカーの利益を犠牲にして新規参入メーカーが明確な利益を上げている様子は見られません」とAsymcoは述べています。
先週、Appleの最高執行責任者(COO)ティム・クック氏は、病欠中のスティーブ・ジョブズCEOの代理として、アナリストや記者に対し、iPadの「ハロー効果」が実際にはMacの売り上げを後押ししていると語り、懸念を和らげようとした。
「前四半期、MacはPC市場の成長率の8倍のペースで成長しました。ですから、我々の見る限り、iPadによるMacの売上のカニバリゼーションは起きていません」とクック氏は述べた。「もしこれがカニバリゼーションだとしたら、かなり良い気分です」と冗談めかして言った。
クック氏は、本日既に報じた潜在的なトレンドについて言及しました。アナリストたちは現在、iPadの売上を他のPCと一括りに捉えているようです。PC市場におけるシェアは既に低いものの、Macの売上が減少し、iPadの需要が拡大し続ければ、この「カニバリゼーション」はプラスに転じる可能性があります。
「そのため、当社は実際に勝ち取る余地がはるかに大きい一方、競合他社は失う余地がはるかに大きいのです」とクック氏は語った。
[ビジネスインサイダー、アシムコ]