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写真:CC Wikipedia
アップルのそれほど秘密ではない電気自動車プロジェクトに、テスラのエンジニアがさらに一人加わり、その成長を続けている。
テスラの元車両エンジニアリング担当副社長、クリス・ポリット氏がAppleに採用されたと報じられています。ポリット氏は最近までアストンマーティンのチーフエンジニアを務めていました。今後はAppleで「プロジェクト・タイタン」のような「特別プロジェクト」に携わる予定です。
アップルは最近、極秘プロジェクト「プロジェクト・タイタン」を率いていたと報じられていた、自動車部門の最高幹部スティーブ・ザデスキー氏を失ってしまった。ポリット氏の採用により、同氏はアップルで最も上級の自動車部門責任者となる可能性があると、この人事を報じたElectrekは伝えている。
Appleの電気自動車および自動運転車開発への取り組みであるProject Titanは、出だしが難航したと報じられている。Appleは今年初め、開発チームの採用を凍結した。しかし現在、Appleはドイツに新たなR&D自動車ラボ、カリフォルニア州サニーベールに「メデューサ」ラボを設立し、開発を加速させているようだ。
ポリット氏の加入は、英国屈指の自動車エンジニアとして長年にわたり車両ダイナミクス、パッケージング、そしてアーキテクチャに関する豊富な経験を有しており、チームにとって大きな強みとなるでしょう。ポリット氏は1997年からアストンマーティンのトップエンジニアとして活躍した後、2013年にテスラに入社しました。
Appleのデザイン責任者であるジョニー・アイブはアストンマーティンへの愛で知られているため、ポリットはまさにうってつけでしょう。DB9やV12ザガートなど、アストンマーティンを代表する新型車のいくつかは、ポリットがデザインしました。彼はテスラでモデル3のシャシー開発に携わったほか、モデルSやモデルXの開発にも携わっています。
ポリット氏のAppleでの肩書きは「特別プロジェクトグループPD管理者」と、意図的に曖昧にされている。自動車開発チームのどれだけの人がポリット氏に直接報告するのかは不明だが、4、5年後に自動車がついに発表される頃には、プロジェクト・タイタンの至るところに彼の痕跡が残っているだろう。