アップル、四半期報告書でノキア訴訟の全容を明らかにか

アップル、四半期報告書でノキア訴訟の全容を明らかにか

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アップル、四半期報告書でノキア訴訟の全容を明らかにか
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写真:Theo WL Jones - http://flic.kr/p/5WjgB3
写真:Theo WL Jones - http://flic.kr/p/5WjgB3

アップルはノキアとの6月の特許訴訟和解については比較的沈黙しているが、このテクノロジー大手が第3四半期の財務報告を発表する際に詳細が明らかになるかもしれない、とアナリストは水曜日に書いている。


ノキアとの長年にわたる特許紛争の和解で、アップルが良い条件で合意したのか、それとも打撃を受けるのかという疑問は、iPadメーカーのコーポレーションが7月19日に四半期報告書を発表する際に明らかになるかもしれない。鍵となるのは会計用語「発生」だ。

UBSインベストメント・リサーチのアナリスト、メイナード・ウム氏は投資家に対し、「もしアップルがノキアへのロイヤルティーを積み立て(つまり貯蓄し)、より有利なレートを仲介していたら、粗利益が1倍増加していた可能性があるとみている」と語った。

しかし、もしAppleがノキアへのロイヤルティ支払いに備えて資金を蓄えていなければ、この決定は「おそらく悪影響を及ぼしただろう」とウム氏は付け加える。現時点では、同アナリストはAppleがロイヤルティ支払いのために資金を蓄えており、数億ドルの一時的なロイヤルティを支払うという有利な条件で合意した可能性が高いと考えている。

Appleが好業績を発表する兆​​候は他にもある。まず、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、Mac、iPad、iPhoneの需要が高まっている時期に、部品を高値で購入できたとの報道がある。次に、同社の新学期向けキャンペーンには、高価なiPod touchではなく、100ドルのMac App Storeギフトカードが含まれていた。

ギフトカードへの切り替えは、「デジタルメディア、コンテンツ、ソフトウェアなどに関して企業への消費者の依存を助長し、こうしたコンテンツをシームレスに管理、アクセス、消費するために、同社のハードウェアの使用と購入を促進することになる」とウム氏は結論付けている。