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AppleがiPadの正式販売を開始する前日、新たなレポートが発表した。カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、2010年に700万台のiPadを販売し、今後2年間で需要が2倍、3倍に増加する可能性があると予測している。700万台という数字はウォール街の予想を上回った最新の数字に過ぎないが、研究者たちは金曜日、この数字を「控えめ」と評した。
iSuppli の研究者らは、iPad の販売台数が 2011 年に 1,440 万台、2012 年に 2,010 万台に達すると予測している。初期の販売は今回も最初に購入したユーザーによって牽引されるものの、研究者らは、将来の需要はアプリケーションの基盤拡大、機能の充実、そして価格低下の可能性によって推進されると見ている。
iSuppliの発表は、アナリストのジーン・マンスター氏のレポートに基づくもので、同氏は今週初め、投資家に対し、2010年のiPad販売台数は270万台、第4四半期だけで90万台に達すると予想していると述べた。ウォール街のコンセンサス予想では、iPadの初年度販売台数は100万台から500万台となっている。
「iPadは、インターネット家電とタブレットPCという、長年普及に苦戦してきた2つのデバイスを巧みに融合させた、魅力的な製品です」と、iSuppliのモニター調査ディレクター、ローダ・アレクサンダー氏は述べています。「タッチ操作はユーザーインターフェースの新たなスタンダードです」と彼女は付け加えています。
調査会社はiPadの需要が高まっていると見ているものの、iSuppliはiPadをAppleにとって「大きな賭け」だと評している。他のタブレットとは異なり、iPadは主にコンテンツ提示デバイスである。そのため、iPadの成功はAppleが十分なコンテンツを提供できるかどうかにかかっていると研究者らは主張している。
「過去のタブレットの実装とは大きく異なり、Appleはデバイスの機能を最小化と最大化の両方で実現しているように見える。クリエイティブデバイスとしての機能を限定しつつも、その欠点を豊富な使いやすいアプリケーションを提供することで補っている。Appleが製品の制限内でユーザーを惹きつけ続けるのに十分なコンテンツを提供しれば、デバイスの初期的な制限は無視される可能性が高い」とiSuppliは述べている。
[AppleInsider経由]