報告書:iPhone 4販売者の77%がアップグレード

報告書:iPhone 4販売者の77%がアップグレード

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報告書:iPhone 4販売者の77%がアップグレード
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iPhoneファンが端末の機能や性能に関する最新情報を吸収する一方で、Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏をはじめとするカリフォルニア州クパティーノ本社の幹部たちは、別のことにも気を配っているようだ。それは、最新モデルへのアップグレード率の高さだ。2008年に初代iPhoneを購入した人のうち、iPhone 3Gにアップグレードしたのはわずか38%だったのに対し、木曜日にiPhone 4を購入した人の4人に3人以上は、既存のiPhoneユーザーだった。

「アップルは、1~2年ごとに最新バージョンにアップグレードするiPhoneユーザーの増加によって、実質的に継続的な収益源を構築している」と、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は金曜日に投資家に語った。オッペンハイマーのアナリスト、ヤイル・ライナー氏も、iPhone 4を初めて購入した人を対象とした調査で同様の反応を示した。ライナー氏によると、購入者の76%は、旧機種購入から14.7ヶ月後に行われたアップグレードだった。ヤイル氏は金曜日、購入者は「必要性よりも欲求に駆られて購入を決めた」と指摘した。


2007 年の最初の iPhone から 2008 年の iPhone 3G、そして 2009 年の iPhone 3GS に至るまで、最新で最高の iPhone を購入したいという根深い欲求があるため、この強い忠誠心は、初日に iPhone が何台売れるかという予測を覆すほどです。

「アップルは世界の消費者のスイートスポットであるモバイルに参入しており、その結果、今後数年間でiPhoneの販売数は増加するだろう」とマンスター氏は述べた。

アップルの米国におけるキャリアパートナーであるAT&Tにとって、iPhone所有者のうち「乗り換える人」の減少は潜在的な懸念材料だった。マンスターの調査によると、iPhone 4購入者のうち​​、AT&Tに乗り換えると答えたのはわずか16%で、2009年の28%から減少している。アップルが2010年か2011年にCDMAベースのiPhoneを発売する際に、米国で2番目のキャリアを追加する可能性を示唆する報道が相次いでいる。

マンスター氏はまた、iPhone 4の購入者が16GBモデルよりも大容量の32GBモデルを購入する意向が高いことも発見した。54%対46%というわずかな差ではあるものの、この数字は2009年のiPhone 3G購入者の大半が16GBモデルを好んでいた状況とは明らかに変化している。調査結果が今後も続くとすれば、32GBモデルを選ぶ人の割合が高まったということは、初代iPhoneやiPhone 3Gの時代、つまりAppleの端末購入の大半が大容量モデルだった時代に戻ることを意味するだろう。

[AppleInsider経由]