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2001年に最初のApple Storeを開店し、小売業界の様相を一変させた、アップルの元リテール事業担当シニアバイスプレジデント、ロン・ジョンソン氏が今月初めにクパティーノの同社を去った。新たな報道によると、ジョンソン氏の後任選びはアップルにとって非常に困難な課題となっており、外部の候補者はジョンソン氏の能力に匹敵する人材を見つけるのに苦労しており、社内からの昇進を迫られる可能性もあるという。
アップルの広報担当者、スティーブ・ダウリング氏は、ロン氏の退任直後、Cult of Macに対し、「多くの関心を集めながら人材探しを進めており、ロン氏の後任を慎重に選定している」と認めた 。ブルームバーグの 報道によると、アップルはジョンソン氏の後任探しのため、世界的なエグゼクティブサーチ会社であるエゴンゼンダー・インターナショナルを起用した。しかし、後任にふさわしい候補者はまだ見つかっていない。小売コンサルティング会社マクミランドゥーリトルのシニアパートナー、ニール・スターン氏は、アップルがジョンソン氏の後任として外部から候補者を採用する場合には、テクノロジー小売企業ではなく、コーチやナイキなどの「ライフスタイルブランド」から人材を選ぶ可能性が高いと述べた。
しかし、スターン氏は、アップルの人材探しが「困難」になり、ティム・クック氏がすでに同社で働いている人物を雇わざるを得なくなるかもしれないと述べている。
アップルは、革新的なアップルストアとジーニアスバーの創設者である元小売部門責任者の後任探しに苦戦しているようだ。スティーブ・カノ氏が社内で昇進したという報道はすぐに否定されたが、噂には真実味があったのかもしれない。
[ AppleInsider経由]