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金曜の報道によると、コンピューターメーカーのデルは、厳しいスマートフォン市場への参入を検討しており、早ければ2月にもiPhoneに代わるタッチスクリーンの製品を発売する可能性があるという。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、デルは新端末のプラットフォームとしてWindows MobileかGoogleのAndroidを採用するかを検討しているという。AppleのiPhoneやRIMのBlackBerryと競合する可能性のあるこの端末は、スライド式のQWERTYキーボードも搭載される予定だ。
この報道は、今月初めにアナリストが、世界第2位のコンピュータメーカーであるデルのスマートフォンが「現実に近い」と発言したことを受けてのものだ。2008年末、デルのウェブサイトに誤って公開された写真には、2種類のスマートフォンが写っているように見えた。10月には、同ウェブサイトでインベンテックのTraveler 117とTraveler 127が短期間紹介されていた。
デルがスマートフォン市場へ参入する可能性は、コンピュータ業界が売上不振と厳しい景気に苦しむ中で浮上した。CNBCは金曜日、デルが携帯電話市場への参入に向けて準備を整えたと報じた。同社は、かつて携帯電話メーカーのモトローラに在籍していたロン・ガリケス氏を雇用した。
しかし、CNBCのジム・ゴールドマンは、デルのタイミングが悪かったのではないかと疑問を呈した。
「デルは、無線通信プロバイダーのベライゾン、AT&T、スプリントが苦戦している時期に、すでに非常に混雑した市場に後から参入した企業となる。」