- ニュース

ベライゾンがiPhoneの販売契約を獲得できるかどうかの憶測は無意味だ。しかし、結果がどうであれ、アップルは2011年に少なくとも3500万台のiPhoneを販売する見込みだと、あるアナリストが金曜日に投資家に語った。
メリルリンチのアナリスト、スコット・クレイグ氏は、ベライゾンが今年第2位の携帯電話キャリアになるか、あるいは2010年の残りの期間AT&Tがアップルの独占キャリアであり続けるかに関係なく、今年のiPhone販売台数3,300万台は「基本的に達成可能」だと述べた。
ウォール街は2011年に4,400万台のiPhoneが売れると予想しているが、この予想はVerizonがAppleのキャリアになるか、海外市場での販売台数の増加や新型iPhoneの導入など別の大きな変化が起こるかどうかにかかっている。
クレイグ氏によると、AppleがVerizonを米国第2の通信事業者として選定するなど、大きな発表がなければ、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は2011年のiPhone販売台数を3,500万台と報告する可能性が高いという。これは同氏の以前の予測より150万台多い。しかし、AppleがiPhoneの提携をAT&T以外にも拡大し、Verizonも含めれば、来年の販売台数は5,500万台に跳ね上がる可能性があると同氏は述べた。
2月には、複数のアナリストがAT&Tが2011年まで米国におけるiPhoneの独占キャリアであり続ける可能性を示唆した。バークレイズ・キャピタルのアナリスト、ビジャ・ジャヤント氏は、Appleが未発売のiPadタブレット端末のネットワークとしてAT&Tを採用することを決定したことは、ニューヨークを拠点とするこのキャリアへの「信頼の表明」を示していると指摘した。クレディ・スイスの金融アナリストは、AT&TがiPhoneの独占キャリアをあと1年維持する可能性は75%だとさえ述べている。
ベライゾンがアップルから承認されるかどうかの不透明感は、ウォール街の同社に対する見方に影響を与えている。先月、クレディ・スイスは不確実性を理由に、ベライゾンの投資判断をアウトパフォームからニュートラルに引き下げた。
[バロンズ経由]