- ハウツー

写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
iPhoneに「Hey Siri」と呼びかけたことがあるなら、このスター・トレック風のテクノロジーの素晴らしさをご存知でしょう。ホームボタンを押し続ける必要すらありません。もちろんiPhoneを電源に接続しておく必要はありますが、これはなかなか面白い仕掛けです。
嬉しいことに、Macでも同じようなことができます。音声コマンドでディクテーションを起動できるのです。素晴らしいアイデアが浮かんでそれを記録する必要がある時、Macに話しかけるだけですぐにディクテーションできます。ペンも紙も、キーボードまでわざわざ歩く必要もありません。
やり方は次のとおりです。
Macで音声コマンドを設定する

写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
DockまたはAppleメニューからシステム環境設定を起動し、「音声入力と読み上げ」をクリックします。初めて「オン」ラジオボタンをクリックして音声入力を有効にすると、拡張音声入力を有効にするかどうか尋ねられます。拡張音声入力には1.2Gのダウンロードが必要です。有効にしてください。オフラインでも音声入力が可能になり、より自然な発話パターンが可能になります。

写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
次に、システム環境設定のメイン画面に戻り、「アクセシビリティ」をクリックします。左側のパネルのリストを一番下までスクロールし、「音声入力」をクリックします。次に、右側にある「音声入力コマンド」ボタンをクリックし、「高度なコマンドを有効にする」チェックボックスをオンにします。
「完了」ボタンをクリックし、「ディクテーションのキーワードフレーズを有効にする」チェックボックスにチェックを入れます。Macにディクテーションを開始させる際に聞き取ってほしいフレーズを入力します。「Hey, Macintosh」や(ちょっと気取った感じなら)「Hey, Mr. MacPants」など、簡潔なフレーズで構いません。

写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
「コマンドが認識されたら音を鳴らす」をオンにして、Macが音声入力に対応しているかどうかを確認できるようにしましょう。そうしないと、コンピュータに向かってチャットしているうちに、コンピュータが聞いてくれません。ここで夫婦ジョークを挟んでください。
Macからの音がディクテーションの邪魔にならないように、「ディクテーション中にオーディオ出力をミュート」をオンにしておくと良いでしょう。これでシステム環境設定を閉じて構いません。
Macに入力する内容を伝える

写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
後は試してみるだけです。テキストエディットなどのアプリを開き、コマンドフレーズを発声してください。小さなディクテーションウィンドウが表示され、その中にあるマイクアイコンにアニメーションレベルが表示されます。入力してほしいフレーズを発声するだけです。他にも「すべて選択」「取り消し」「大文字にする」など、たくさんのアクションがあります。これらはすべて、上記の「アクセシビリティ」パネルの「ディクテーションコマンド」ボタンから利用できます。
ディクテーションは、Safari、リマインダー、Pagesなど、入力できるアプリならどこでも使えるはずです。Macが音声コマンドに反応しない場合は、もっと簡単なフレーズを試すか、ファンクションキーを2回押してディクテーションを起動してみてください。やったー!
出典: OS X Daily