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ソニーは、iPhoneを含むスマートフォンのカメラセンサーに使用されるチップの生産能力増強のため、3億7,600万ドルを投資する計画だ。同社は本日、需要に対応するため今年2度目の生産能力増強となると発表した。
本日発表された同社声明によると、ソニーは長崎と山形の工場拡張に3億7,600万ドルを投じる予定だ。これは、同社が2月にCMOSイメージセンサーの生産量増加のために8億7,000万ドル以上の投資を表明したことに続くものだ。
ソニーの平井一夫CEOは、画像センサー、ゲーム、エンターテインメントに注力することで収益を回復させたいと述べた。iPhoneは長年にわたりソニーのカメラセンサーを採用しており、アジアでの販売が急増していることから、同社はセンサーからの利益を最大化したいと考えている。
ソニーは、2018年3月期までにセンサー、カメラモジュール、メモリストレージの売上高を124億ドルと予測している。営業利益率は10%から12%に上昇し、利益はメン・イン・ブラックとミニディスクプレーヤーがソニーを席巻していた1998年以来、最高額に達すると予想されている。
出典:ブルームバーグ