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Appleは昨日のWWDCで、長らく噂されていたiTunes Radioサービスをついに発表しました。正式リリースは今秋ですが、iOS 7ベータ版で試用してみました。iTunes Radioは当初、かなり満足できるものでしたが、一つ大きな欠点がありました。それは、罵り言葉が一切表示されないことです。
iTunes Radioステーションで音楽をストリーミングすると、下品な歌詞を含む曲はすべて編集版で配信されます。ユーザーが作成したステーションでも同様です。これは、家族向けの歌詞が吹き替えられたラジオ編集版のことだけではありません。iTunes Radioは歌詞全体を削除してしまうので、お気に入りのアーティストがひどい下品な言葉を絞り出すことで、曲にぎこちない空白部分が残ってしまうのです。
iTunes Radio を試してみた限りでは、検閲されていない過激なトラックはひとつも見つかりませんでした。ですから、ヒップホップ界の偉大な生ける伝説たちの下品な歌詞を聴きたいのであれば、残念ながら残念ながら見つかりません。
iTunes Radioが今後もこの状態で機能するのか、それともCult of Macが昨年iTunes Matchで発見した検閲バグと同様のバグなのかは不明です。ペアレンタルコントロールの設定を変更しても、現時点では検閲には影響がないようです。また、ミュージックアプリの設定にも、編集されていない音楽のストリーミング再生の切り替えボタンはありません。
今朝、iTunes Radioで不快な表現が目立たなくなった件についてAppleに問い合わせましたが、まだ返答がありません。何か新しい情報が入りましたら、お知らせいたします。
更新:複数のベータテスターから、iTunes Radio で不適切な楽曲が再生されているという報告をいただいています。継続的なテストの結果、このバグは断続的に発生していることが判明しましたが、iTunes Radio が理由もなく検閲された楽曲を長時間再生するケースが依然として存在します。