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写真:Grip Dat
iPhoneをカメラのように持とうとすると、違和感を覚えるかもしれません。iPhoneはカメラのように手にフィットするように設計されていないからです。自撮り棒を使えば両手は自由になりますが、様々な場所で投げ出されてしまう可能性もあります。
自撮り棒の撮影範囲で、周りの人を刺してしまう危険がなく、必要なグリップ力を備えたシンプルな装置を写真家が考案しました。
Grip Datは、チルト式のスマートフォンブラケットを備えたハンドルです。グリップのサムレストにはBluetooth対応のシャッターボタンが付いています。このグリッパーを使えば、素早く自撮り写真を撮ったり、ベースをグリップから取り外して、最大9メートル(30フィート)離れた場所から写真を撮ったり、動画を録画したりできます。

写真:Grip Dat
スマートフォンやGoProのようなアクションカメラを使った写真撮影は、何百万人もの人々に創造性を発揮させ、奇抜なアングルや珍しい場所を探して大胆な写真を撮る機会を与えました。そして、あらゆる活動を記録したいという私たちの欲求を満たすアクセサリー市場が生まれました。
「スマートフォンはあらゆる面で進化を遂げてきましたが、それでも不安定で使いにくく、扱いにくいという課題が残っています」と、写真家でありGrip Datの創設者でもあるスティーブ・サウィッツ氏は語ります。「私は、幅広い機能とアプリケーションでこの問題を解決できるものを作りたかったのです。」
サウィッツ氏がKickstarterでGrip Datsの製作資金を募ったキャンペーンは、初日に目標額を突破しました。キャンペーン終了まで残り26日となった時点で、Grip Datは1万ドル以上を集めています。
Grip Datは手を安定させるだけでなく、自転車のヘルメットなどに取り付けることも可能で、スマートフォンをPOVカメラに変えてiPhoneやAndroidのリモコンで操作できます。サウィッツ氏によると、ヘッドとデバイスを固定するブラケットは傾けることができ、GoProカメラも取り付けられるとのこと。

写真:Grip Dat