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写真:Adobe
Adobeは来年、Appleのタブレット向けIllustratorのバージョンをリリースする予定です。しかし、これは単なる移植ではなく、ユーザーインターフェースが大幅に変更され、スタイラスペンを使ったタッチスクリーンで操作できるようになります。
同社はまた、iPad 向け Photoshop も発表した(レンズやフィルターを追加できるカメラ アプリ、Adobe Photoshop Camera をリリースする計画も明らかにした)。
Adobe Illustrator for iPadはモバイルデザイナー向けです
「タッチ操作やApple Pencilといったタブレットならではの機能を最大限に活用できるよう、Illustratorのエクスペリエンスを根本から再構築しています」と、アドビのデザインチームを統括するスコット・ベルスキーは述べています。「何千人ものデザイナーと連携し、クリエイティブプロセスにおいてタブレットをどのように活用できるかを理解してきました。」
この描画アプリケーションは、Illustrator が動作する iPad を Mac のアクセサリとして使うだけではありません。「今日作成する多くのデザインは、iPad で始めて、iPad で仕上げることができるようになります」とベルスキー氏は約束しました。しかも、ディテールや精度が損なわれることはありません。
この新ソフトウェアは、Apple Pencilのサポートに加え、タブレットの他の機能も活用します。例えば、手描きのスケッチを写真に撮ってベクターシェイプにインポートできるようになります。
Illustrator for iPad は 2020 年にリリースされる予定です。その間、Adobe はプライベート ベータ版を稼働させていますので、同社の Web サイトにアクセスして登録してください。
iPad版Photoshopも
これはiPad版Photoshopのリリース直後の発表です。Adobeがプロ仕様のアプリケーションをAppleタブレットに本格的に移行しようとしていることは明らかです。さらに、iPad向けのペイントアプリケーション「Adobe Fresco」も最近リリースされました。