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写真:BMW
Appleが本当に自動車を製造しているかどうかはまだ分からない(そうであるという兆候はたくさんあるが)が、iPhoneメーカーの自動車市場での次の動きが何であれ、同社は市場に多くの革新と競争を生み出すことになるだろう、とフォードCEOのマーク・フィールズ氏は語る。
フォードの第2四半期の収益報告の電話会議で、フィールズ氏は、アップルが何をしているのか全く分からないものの、同社の自動車業界への関心は全体としてはプラスだと考えていると述べた。
「AppleやGoogleが何をしているのか誰にも分からない」とフィールド氏は言い、それが何であれ明言する前にこう述べた。「競争やイノベーションを生み出すという点で、業界にとってプラスになる。場合によっては競争が生まれ、場合によってはパートナーが生まれる」
しかし、フォードCEOはAppleの自動車分野への野心を常に称賛してきたわけではない。今年初め、フィールズ氏はRecodeに対し、Appleが最初の自動車を発表したとしても、自社が「携帯電話事業に終焉を迎えることは望んでいない」と語った。フォードはAppleのCar Playインフォテインメントシステムを完全に採用するのではなく、SYNCソフトウェアの開発を推進し、Apple Watchアプリも開発している。
Appleがフレームから自社で車両を製造する計画なのか、それとも既存の自動車メーカーと提携して設計や技術の一部ライセンスを取得する計画なのかは不明だ。先週、AppleがBMWの電気自動車i3をApple Carのベースとして採用するため、BMWと協議していると報じられた。
Appleの最終的な計画が何であれ、Appleブランドの車が公道を走るのは早くても2020年になりそうにない。その間にFordには、ガソリンを大量に消費する車に切実に必要なイノベーションを投入する時間があと数年与えられることになる。
出典:ザ・ストリート