- ニュース

英国の電源プラグ(とそれに対応するコンセント)は、バスルームに半電圧コンセントしか設置できない国ならではの、驚くほど安全です(濡れた手で危険な電気に触れないように、バスルームには紐で操作する照明スイッチも設置されています)。問題は、低電力用であってもすべてのプラグにヒューズとアース(接地)ピンが必須となっているため、プラグが大きくてかさばってしまうことです。
Thin Plug はこれを修正することを目的としています。
英国のコンセントには3つの突起があり、2つは電源用、1つはアース(接地)用です。この3つ目の突起は他の2つよりも長く、壁のコンセント内部の機構が作動して、活線と中性線の突起用の穴が開きます。アース突起がないと、文字通りコンセントに差し込むことができません。
プラグ内部には円筒形のヒューズが内蔵されており、定格電流は3Aまたは13Aが一般的です(5Aタイプもあります)。ヒューズはプラグの通電部で回路を完結させるために必要なので、ヒューズがないと何も機能しません。
最後に、すべての電源ソケットには個別のオン/オフスイッチが付いています。コンセントが2つ付いたタップの場合は、スイッチが2つあります。延長コードにはこれらのスイッチは必要ありません。
シンプラグ(フレイザー・スピアーズ氏による2枚の素晴らしい写真で紹介されています)は、ヨーロッパの一般的な2ピンプラグと同様に、2本のメインプラグが一列に並んでいますが、折りたためるアースプラグのおかげで本体は薄くなっています。開いた状態ではロックがかかり、サソリの尻尾のような見た目で、威圧感はありません。閉じた状態では、他のプラグの間に収まりますが、プラグの先端からかなり突き出ています。フレイザー氏によると、プラグは閉じた状態でもロックがかからないため、バッグの中で開いてしまうと破損する可能性があるとのことです(彼はまだ数日しか使用していません)。
これは厄介な問題に対する巧妙な回避策です。イギリスの「アヒルの頭」がAppleの標準的な充電器に取り付けられているのを見たことがあるなら、それがどれほど馬鹿げた大きさかお分かりでしょう。でも、私はアヒルの頭が大嫌いですが、アメリカで使っているあのひどく脆弱なプラグより、イギリスの安全基準を満たしたプラグをケーブルに付けた方がいいと思います。本当に、イギリスは(中国に次いで)世界で最も強力な国であるはずなのに、アルミホイルでできたような粗悪なプラグを使っているなんて。
出典: Thin Plug
出典: Twitter