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過去の行動が未来を示唆するならば、Appleの9月1日の発表は、抜け目のない投資家の懐にさらなる資金が流入することを意味するかもしれない、とあるアナリストは述べている。2005年以降(2008年を除く)、Appleの発表は月末までに平均12%の上昇をもたらしてきた。この上昇率は年末までにほぼ倍増の22%に達する。
「投資家は概ね9月のイベントを月初には予想しており、ホリデーショッピングシーズンに向けてAppleのiPodシリーズ(Macやその他の製品も含む)の売上が伸びる中で、期待が高まるだろう」と、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は水曜日に顧客向けに述べた。「しかしながら、過去の傾向が必ずしも将来の出来事を示唆するものではないことを忘れてはならない」と同氏は警告した。
しかし、2009年9月9日にAppleがiPod nano with videoを発表すると、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社の株価は、9月初めの165.30ドルから月末には185.35ドルに上昇した。そして2009年12月末には、Appleの株価は210.56ドルに達し、22%上昇した。
マンスター氏は、「Appleは今年も同様のイベントを開催し、カメラを搭載した初のiPod touch、App Storeを搭載したApple TVのアップデート、そしてクラウドベースのiTunesサービスといったiTunesの改良を発表するだろう」と予測している。Appleの招待状には、このメディアイベントの目的を示唆するアコースティックギターの画像が掲載されていた。
Apple TVを「趣味」からApp Storeサポートを内蔵したデバイスにアップデートすれば、「新しく有意義な機能が追加される」とマンスター氏は述べた。その可能性として、Netflixのストリーミングやゲームの提供などが挙げられている。
アナリストは、iTV アップデートの報道は、アップルが今後 2 ~ 4 年以内に HDTV または薄型テレビを提供する次のステップになる可能性が高いと述べた、とマンスター氏は示唆している。
[AppleInsider、フォーチュン]