フォックスコン会長、来月同社初の米国工場の現場を訪問

フォックスコン会長、来月同社初の米国工場の現場を訪問

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フォックスコン会長、来月同社初の米国工場の現場を訪問
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iPhoneの売上がAppleの最大のサプライヤーに大きな利益をもたらす
フォックスコンの既存の工場の一つ。
写真:CBS

アップルのサプライヤーであるフォックスコンの会長、テリー・ゴウ氏は、10月初めに米国初の製造施設があるウィスコンシン州を訪問し、地元政府との補助金協定に署名する予定だと報じられている。

ウィスコンシン州は最近、フォックスコンが州内に製造工場を設立するための補助金パッケージを承認した。郭氏の訪問に先立ち、ウィスコンシン州経済開発公社は9月28日に会合を開き、この措置について協議する予定だ。

フォックスコンのウィスコンシン州工場は、総工費100億ドル、1,000エーカー(約450ヘクタール)の広大な敷地を有し、液晶ディスプレイの製造に特化しています。工場は2020年開業予定となっていますが、以前の報道では一部が早ければ来年にも開業する可能性があると示唆されていました。この施設は最終的に約13,000人の雇用を地元に創出する見込みです。

ウィスコンシン州議会は8月、フォックスコンの新工場建設に30億ドルのインセンティブパッケージを提供する法案を可決した。

この州は、フォックスコンが米国初の工場建設地として検討した複数の州の一つだった。報道によると、他にオハイオ州、ペンシルベニア州、ミシガン州、イリノイ州、インディアナ州、テキサス州などが候補に挙がっていたが、フォックスコンCEOの郭台銘(テリー・ゴウ)氏によれば、これらの州が選ばれたのは「米国の製造業の中心地だから」だという。

フォックスコンの米国移転の決定は、製造業の雇用を米国に戻そうとするドナルド・トランプ大統領の試みと関連している。この製造大手はまた、米国でディスプレイを生産することで中国からの輸送費を節約できるとも述べている。

出典:Digitimes