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写真:ティム・クック/Twitter
アップルのCEOティム・クック氏の西欧歴訪は今日も続き、ダウニング街に立ち寄って英国のテリーザ・メイ首相と会談した。
クック氏はグラスゴー大学から名誉学位を授与されるために来日していたが、楽しいひとときを一時中断し、差し迫った英国のEU離脱やアップルの同国への投資など深刻な問題をメイ首相と議論した。
会談の詳細は明らかにされていない。首相の代理人はBusiness Insiderに対し、会談は非常に前向きで有益な議論だったと述べた。「アップルは最近、英国への投資について発表しており、(ティム・クックCEOとテリーザ・メイ首相は)それについて、そして政府と企業がデジタルスキルを育成する重要性について話し合いました。デジタルスキルは今後、明らかに将来の産業において大きな部分を占めるでしょう。」
この会談はメイ首相にとって、英国へのアップルの投資を歓迎するとともに、英国の欧州連合離脱交渉の計画について話し合う機会となった。
クック氏はマルセイユ、パリ、ベルリン、グラスゴー、ロンドンを訪れ、アップルストア、開発者、アーティストなどを訪問した。グラスゴー大学での質疑応答で、クック氏はドナルド・トランプ大統領の移民禁止措置を強く批判し、アップルの共同創業者であるスティーブ・ジョブズ氏がシリア移民の息子であることを指摘した。