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写真:Apple
Appleは、残っていたApple Watchのポップアップストアを全て閉鎖する。東京に拠点を置く最後のミニストアは、新宿の高級百貨店「伊勢丹」内にある。来月閉店する予定だ。
店の外には「伊勢丹新宿店のApple Watchは5月13日(日)をもちまして閉店させていただきます。変わらぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます」というメッセージが掲げられている。
やっぱり伊勢丹のApple Watch Storeは閉店か… pic.twitter.com/moYjXCfYRp
— 秋葉翔太郎 (@ShotaroAkiba) 2018年4月21日
この店舗は2015年3月にオープンし、わずか3年強の営業でした。Appleがウェアラブルデバイスのデビューを記念して開設した3つのポップアップストアのうちの1つです。他の2つはパリのギャラリー・ラファイエットとロンドンのセルフリッジズにありました。どちらも2017年に閉店しました。
これら3つは、AppleがApple Watchを高級ファッションアイテムにしようと試みた初期の取り組みの一環であり、特に1万ドルを超えるApple Watch Editionの販売が顕著でした。当時、私は次のように書きました。
「(伊勢丹新宿店は)日本で最も影響力のある百貨店の一つとされており、特にファッションフロアは、後に日本を席巻する新しいトレンドを披露することで有名です。言い換えれば、Apple Watchが世界で最も高級なファッション誌で特集記事を組まれたのと同じ戦略の延長線上にあると言えるでしょう。」
AppleはApple Watchをファッションアイテムとしてではなく、フィットネスに重点を置くようになったようです。そのため、Apple Watchストアを営業し続ける理由はなくなりました。特に、Apple Watch Editionのような「高額商品」を販売しなくなったことを考えるとなおさらです。
出典: MacRumors