
パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏によると、アップルの仮想アシスタント「Siri」はどんどん進化しているが、Google Nowが依然としてトップクラスだという。
マンスター氏は両バーチャルアシスタントを一連のテストにかけ、その結果を火曜日に発表した新たな研究ノートで発表した。同氏は、Androidの音声検索は質問に対して84%の確率で正しく回答し、AppleのSiriは82%という依然として高い正答率でこれに続くと結論付けた。
注目すべきは、マンスター氏が2012年12月に初めてバーチャルアシスタントのテストを実施して以来、両プラットフォームが飛躍的に進化してきた点だ。昨年12月でさえ、マンスター氏はSiriとGoogle Nowの両方に同じC+の評価を与えていた。しかし、最新のランキングでは、SiriはB-まで評価を上げ、Google VoiceはBとさらに良い成績を収めている。
テストは、屋内でスマートフォンを使用するユーザーに現実的に予想されるようなバックグラウンドノイズのある管理された環境と、バックグラウンドノイズが約 80 デシベルに留まった非管理テストで実施されました。
マンスターの調査結果は以下の通りです。

仮想アシスタントの分野における Google の優位性の多くは、検索大手の Google 検索、Google マップ、Google Play の機能を活用してクエリに対する回答を提供できる点にあります。
興味深いことに、AppleはSiriの回答を提供するためにGoogleへの依存から脱却しつつあるようだ。Googleのサービスから得たデータを使用する質問はわずか3%で、2012年12月には27%だった。特に、AppleはGoogleマップの使用をやめ、デフォルトの検索結果はMicrosoftのBing検索エンジンから得られるようになった。
「Siriは外部の情報源に頼ることなく回答できるクエリの数を増やし続けるだろうと我々は考えている」とマンスター氏は調査ノートに記している。「これは重要な点だ。なぜなら、Siriがユーザーを常に他の検索エンジンに誘導すれば、ユーザーはSiriを経由せずにGoogleや他の検索エンジンを使う可能性が高くなるからだ。」
Appleが改善の余地があり、Googleが現在得意としている分野の一つは、価格と営業時間による検索結果のフィルタリングです。Google Nowでは、価格、場所、評価、営業時間に基づいて検索結果を並べ替えることができますが、Siriにはそのような機能はありません。
しかし全体的には、どちらのサービスも目に見えて改善されてきており、それは最終的にはユーザーにとって良いことしかありません。
出典:パイパー・ジャフレー
出典:Apple Insider