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先月中国のアップル社のApp Storeから削除された人気ゲーム「Plague Inc.」には、もうすぐ数千人規模の仲間が現れるかもしれない。
新たな報告書は、開発者が6月30日のライセンス取得期限に間に合わないため、中国のApp Storeの有料タイトル約21,500件が削除される可能性があると予測している。
中国の調査会社Qimai Dataは政府のデータを利用し、App Storeに無許可のアプリがいくつ残っているかを調べました。
ゲームアプリは収益を得るためにライセンスが必要
有料アプリを開発する開発者は、2016年からライセンスの申請が義務付けられています。しかし、最近まで規則は厳格に施行されていませんでした。2月にAppleは、6月30日までに政府承認番号を提出するよう企業に要請しました。
ちょうどその頃、中国サイバースペース管理局はアップルに対し、「Plague Inc.」の配信停止を命じた。開発元のNdemic Creationsは、ゲームに「中国で違法なコンテンツ」が含まれていると告げられたと述べている。それ以外の説明は提供されていない。
中国発のパンデミックへの対処をテーマとしているため、「Plague Inc.」は格好の標的だった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まると、人気は急上昇した。
「売上高の高いゲームのほとんどはすでにゲームライセンスを取得しているため、今回の変更による影響を受ける可能性は低い」とAppInChinaのCEO、リッチ・ビショップ氏はニュースサイトAbacus Newsに語った。
同氏は、ライセンスの見直しは、現地パートナーなしで中国で収益を上げている中小規模のモバイルゲームにとって「死刑宣告」となる可能性があると述べた。
それでも、新たな執行措置はゲーム開発者に打撃を与えるだけではない。Appleは中国のApp Storeで約90億ドルの収益を上げている。同社はアプリの売上とアプリ内課金の30%を徴収しており、収益の減少はAppleにとって痛手となるだろう。
「ゲームライセンスの取得には4~8ヶ月かかり、(中国政府は)2019年に発行したゲームライセンスは合計わずか1,572件です」とビショップ氏はアバカス・ニュースに語った。「つまり、中国のApple Storeで配信されている有料ゲームまたはアプリ内課金のあるゲーム21,563本のうち、大半は6月30日までどころか、今後数年間はゲームライセンスを取得できないということです。」
出典:アバカスニュース