
ジョージ・オーウェルはかつてこう書いています。「戦争は勝つためのものではなく、継続するためのものだ。」
昨日、サムスンとアップルが両社間の継続中の訴訟を終結させるために協議を行っていることを報じたが、今回はこれまでとは異なり、訴訟を継続する計画だった。
ところが、それから1日後、対立する両陣営の交渉は決裂しつつあると報じられている。双方の弁護士が互いに協力し合うことの難しさを訴えているからだ。特にアップル陣営を苛立たせているのは、サムスン側の最高弁護士が、長引く訴訟を「アップルのベトナム」、アップルを「ジハード主義者」と呼んだ発言だ。
一方、サムスンの弁護士は、アップルが裁判での勝利を盾に和解条件を決定しようとしていると主張している。これには、両社間の大きな争点となっているロイヤルティ支払いの減額も含まれる。
こうした行き来する言い争いは、AppleとSamsungが和解を目指していると公言しているにもかかわらず、和解に特に関心がないことを示唆している。損害賠償額は両社の総収益と比較すると比較的少額であり、販売禁止措置の対象は旧式製品であるため、双方が合意に至る動機は薄い。
それとも、金持ち弁護士が自分たちのドル箱が枯渇しつつあることに気付き、すぐに腹を立てる方法を見つけたほうがよいのでしょうか。
出典:The Verge