
サムスンはNBAと1億ドルの契約を締結し、試合中にコートサイドでサムスンのタブレットとテレビが使用されることになる。この契約は、サムスンのロゴとデバイスをNBAファンの目に焼き付け、サムスンの顧客にNBAコンテンツを届けることで、両社のグローバル展開を拡大する戦略的な動きとみられている。
サムスンは、今週開幕する新シーズンに際し、NBAの審判が試合中の微妙な判定を検証するためにコートサイドで使用するタブレットとテレビを提供する。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の 報道によると、これによりサムスンはNBAの試合で最も目立つブランドの一つとなるだろう 。
一方、NBAはサムスンに、その大人気デバイス向けにカスタマイズされた独占ビデオコンテンツを提供することになり、スマートフォンの市場シェア争いですでに苦戦しているHTC、モトローラ、LGなどのライバルに対してサムスンにさらなる優位性を与えることになる。
サムスンがNBAと提携するのは今回が初めてではない。同社は昨シーズン、マイアミ・ヒートのフォワード、レブロン・ジェームズとGalaxy Note IIの契約を結んだ。また今年初めには、ラッパーで元ブルックリン・ネッツのオーナーであるジェイ・Zに、彼の最新アルバム100万枚をGalaxyスマートフォンユーザーに無料で配布する契約を支払った。
出典: ウォール・ストリート・ジャーナル