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写真:Apple
新たな報道によると、中国のスマートフォン市場が減速する中、アップルのサプライヤーであるフォックスコンは、他社との差を縮めるため、コストを削減し、利益率を拡大していると報じられている。
フォックスコンのCEO、テリー・ゴウ氏は、特定の企業に過度に依存したくないという意向を公言しているが、フォックスコンは現在、収益の約半分をアップルから得ている。
最近、Apple は、6 月四半期の収益予測と iPhone 販売台数の予想の両方を下回ったこと (販売台数は 4,750 万台、予想の 4,880 万台) を受けて株価が下落している。
フォックスコンはドル建ての収入が多く、従業員への給与も人民元建てで支払っているため、最近の人民元安の恩恵を受けている。しかし、アップルが近日発売予定のiPhone 6sの受注を削減したことも影響している可能性が高い。
おそらくApple史上最も重要な「s」シリーズリリースとなるであろうiPhone 6sだが、KGIのアナリストは最近、中国のスマートフォン市場の減速により、iPhone 6sの成長率はゼロ、あるいはマイナスになる可能性があると示唆した。
とはいえ、フォックスコンは今のところ好調だ。台湾で時価総額第2位の同社は、今年第2四半期の粗利益率が7.2%と、アナリスト予想の7%を上回ったと発表した。純利益は27%増の約7億9,800万ドルとなった。
出典:ブルームバーグ