インテル、タブレット市場での存在感維持のためOak Trailチップを発表

インテル、タブレット市場での存在感維持のためOak Trailチップを発表

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インテル、タブレット市場での存在感維持のためOak Trailチップを発表
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インテルライトピークレーザー

ノートパソコンからタブレットへとバトンが渡されるのを見守るインテルは、2011年を「存在感を高める年」にすると決意している。同社のマーケティングマネージャーは月曜日、ある記者に対しそう語った。チップメーカーはiPadへの対応策を模索し、タブレット専用に設計されたOak Trailチップを投入する。

インテルは新しい45nm Atomチップの発売を5月まで延期する予定だが、35台のタブレットにこのチップが搭載される予定だと述べている。しかし、カリフォルニア州サンタクララに本社を置くインテルが既存のタブレット市場に参入できるかどうか疑問視する声もある。インテルのCEO、ポール・オッテリーニ氏は従業員に対し、「タブレット市場における当社のビジネスチャンスについて非常に楽観的だ」と述べた一方、ガートナーのリサーチ責任者であるマイケル・ガーテンバーグ氏は、タブレットユーザーは「Armアーキテクチャにかなり満足しているようだ」と警告した。


iPhoneやiPadに搭載されているチップを製造するArmは、ライバルであるIntelの最近の動きを懸念しているのだろうか?CEOのウォーレン・イースト氏の話を聞く限り、そうではない。「IntelのAtom設計は消費電力の面で十分ではない。Intelもそれを承知している」とイースト氏は11月に記者団に語った。

実際、消費電力の問題はAppleにとって大きな障害となっているようだ。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleがiPhoneをAtomに移行するという噂が以前から流れていた。しかし、AppleはiPad 2、そして噂によると次期iPhoneにも搭載されるA5チップにArmを採用した。

[AppleInsider、ブルームバーグ]