ザッカーバーグ氏、フェイスブックのプライバシー侵害でクック氏に反論

ザッカーバーグ氏、フェイスブックのプライバシー侵害でクック氏に反論

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ザッカーバーグ氏、フェイスブックのプライバシー侵害でクック氏に反論
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Facebookの従業員
Facebookがこの穴から抜け出すには数年かかるだろう。
写真:Facebook

フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、フェイスブックは顧客のデータを広告主に売っているので顧客のことを気にかけないというアップルのCEO、ティム・クック氏のコメントに異議を唱えた。

ケンブリッジ・アナリティカによる5000万人のユーザー個人情報漏洩の報道後、ザッカーバーグは最初のインタビューの一つで守勢に立たされた。インタビューでは様々な話題に触れたが、クック氏の発言について具体的に問われると、ザッカーバーグはティム・クック氏がなぜ間違っているのかという話題に逸れた。

「お金を払わないなら、私たちはあなたのことを気にかけられない、という主張は、あまりにも安易で、全く真実とは合致していないと思います」とザッカーバーグ氏はVoxに語った。「現実は、世界中の人々をつなぐサービスを構築したいのであれば、支払う余裕のない人がたくさんいるということです。ですから、多くのメディアと同様に、広告で支えられるモデルこそが、人々にリーチできるサービスの構築を支える唯一の合理的なモデルなのです。」

先週、ティム・クックCEOは、Facebookが今直面しているような状況には自分は陥っていないだろうと述べました。クックCEOは、Appleがユーザーから収益を得ることを決断すれば莫大な利益を上げることができるだろうが、Appleはそうしないことを決めたと述べました。

フェイスブックは顧客データを販売しているものの、マーク・ザッカーバーグ氏は、自社のサービスを無償で提供する方法を見つけようとしているのは実際崇高なことだと主張した。

数年前、ジェフ・ベゾスがKindleの発表会で素晴らしい言葉を残していたと思います。彼はこう言っていました。『お客様に高い料金を請求しようと努力する企業もあれば、低い料金を請求しようと努力する企業もある』。そしてFacebookは、まさに料金を安くしようと努力し、誰もが利用できる無料サービスを提供する企業です。

ザック氏はさらに、「ストックホルム症候群に陥って、高額な料金を請求しようと懸命に努力する企業が、実際には自分たちのことをもっと大切に思っていると信じ込まないように」気をつけるべきだと述べた。