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写真:Apple
App Storeで収益を上げるのは難しいと聞いたことがあるかもしれませんが、実際にはごく少数の人にとってはそうではありません。最新のデータによると、前四半期、米国におけるApp Storeの収益の94%が、アプリパブリッシャーの上位1%に流れ込んだという驚くべき事実が明らかになりました。
iOSアプリの開発で十分な収入を得ている開発者は数多くいますが、大成功を収める開発者はごくわずかです。全く稼げない可能性の方がはるかに高い、というのがSensorTowerの最新レポートから読み取れる悲しい現実です。
分析後 SensorTower は、2016 年 1 月 1 日から 3 月 31 日までの米国 App Store の収益とダウンロード数の推定値から、推定 14 億 3,000 万ドルの純収益のうち約 13 億 4,000 万ドルがわずか 623 の出版社に渡ったことを明らかにしました。
つまり、残りの61,677社のパブリッシャーは、収益の残り6%、つまり約8,580万ドルを分配しなければならなかったことになります。もし均等に分配されたとしたら、各社の収益は1,400ドルにも満たなかったでしょう。
上位 1 パーセントのパブリッシャーには、 「クラッシュ・オブ・クラン」 や 「ブーム・ビーチ」 の制作者である Supercell、 「ゲーム・オブ・ウォー」 や 「iMob Online」 の制作者である Machine Zone、 Netflix、Spotify、HBO などが含まれます。
ダウンロード数に関して、SensorTowerはAmazonなど、App Store経由で収益を得ていないアプリを提供するパブリッシャーも含めました。上位1%がダウンロード数の70%にあたる約9億6,600万件を占め、残りの99%はわずか4億1,400万件でした。