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ティム・クック氏は、フォーチュン誌が選ぶ「世界で最も偉大なリーダー50人」の1人に選出された。53歳のアップルCEOはリストの33位にランクイン。彼より上位のアメリカ人テクノロジー企業のCEOは、10位のアマゾンのジェフ・ベゾス氏のみだ。
スティーブ・ジョブズの後を継ぐことは、おそらくここ数十年で最も困難な企業経営の任務だったと言えるだろう。しかし、クック氏はそれをほぼ静かな落ち着き払ってやり遂げてきた。2年半の間、彼は数々の魅力的な新製品(Retinaディスプレイ、新OS、iPhone 5)を次々と発表し、バーバリーの救世主であるアンジェラ・アーレンツ氏をアップルの直営店の経営に迎え入れた。これはまさに「発想の転換」と言えるだろう。
クック氏がアップルを率いていた間、利益はかつてないほど上昇していたが、ウォール・ストリート・ジャーナルの元記者、ユカリ・ケイン氏が著した物議を醸す著書『Haunted Empire(幽霊帝国) 』によって、彼の経営は最近批判を浴びている。クック氏は数日前、この本について「ナンセンス」であり、「アップル、スティーブ、そして同社内の誰一人として描かれていない」とコメントを発表した。
出典:フォーチュン