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写真: Josh Baré/DeviantArt CC
フィアット・クライスラーのCEOは最近シリコンバレーを訪問し、グーグルの自動運転車に試乗したほか、ティム・クック氏と会談してアップルの自動車分野への野望について語った。
フィアットのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は土曜日、カナダのトロント近郊で開かれたマセラティ販売店の開店式で演説し、最近アップルとテスラの両社と会談して自動車の将来について話し合い、アップルの計画についてさらに詳しく知ったと語った。
マルキオンネ氏は聴衆に対し、クック氏は「自動車業界へのアップルの介入に関心があり、それが彼の役割だ」と語った。
これは、Appleが何らかの未来的な交通ソリューションで自動車業界に革命を起こそうとしていることを示す新たな兆候だ。クパチーノにはすでに自動車に強い関心を持つデザイナーがおり、バッテリーの専門知識を持つ新入社員の採用も進んでいる。Appleは人材獲得競争でテスラとも争っている。
マルキオンネ氏はAppleの計画についてこれ以上の詳細を明かさなかったが、報道によると、Appleの自動車関連計画はCarPlayをはるかに超える規模に及ぶという。Appleは、2020年までに自動運転電気自動車を高速道路で走行させることを目指し、この自動車プロジェクトに取り組むために1,000人以上のチームを編成したと報じられている。
Apple Carがどのような形になるかは、依然として厳重に守られた秘密だ。今のところ、Appleが「車内でiPhoneをよりスマートかつ安全に使う方法」と呼ぶCarPlayプラットフォームだけが、クパチーノの自動車業界への野望について確実にわかっていることの全てだ。
フォードなどの他のメーカーがCarPlayの採用に遅れをとる中、フィアット・クライスラーはAppleのインフォテインメントシステムへの対応をいち早く発表した自動車メーカーの一つです。フィアット・クライスラー傘下のフェラーリは、CarPlayを搭載した最初の自動車メーカーであり、両社はフェラーリの取締役を務めるAppleの副社長エディ・キュー氏を通じて連携しています。
出典:ロイター