ネスト、安全上の懸念から「プロテクト」煙探知機の販売を中止

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Nestの未来的なサーモスタットと同様に、iPhoneで操作できる煙・一酸化炭素検知器は、今日の多くの家庭で使用されている時代遅れのシステムの完璧な代替品のように見えました。しかし、Nest Protectは少々出来すぎた製品だったようです。

昨年11月の発売以来、NestはProtectの代表的な機能の一つに不具合が発生する可能性があることを発見しました。これは大きな安全上の懸念を引き起こします。この問題が解決されるまで、Nest Protectの販売は停止されています。

Nest Protectの目玉機能の一つである「Wave」は、Protectの下で手を振るジェスチャーでアラームを手動でオフにすることができます。煙探知機は誤作動しやすいので、これはNestの大きなセールスポイントの一つであり、素晴らしいアイデアです。

「Nest Protect煙探知機の最近の実験室テストにおいて、特殊な状況の組み合わせが観察され、Nest Wave（手をかざすだけで警報をオフにできる機能）が意図せず作動する可能性があるのではないかと疑問が生じました」と、NestのCEOであるトニー・ファデル氏は本日、顧客への書簡の中で述べています。「実際に火災が発生した場合、この機能により警報の作動が遅れる可能性があります。」

Nestは、この問題が顧客に影響を与えたかどうかを確認していませんが、問題が解決するまでNest Protectの販売を停止することを決定しました。Waveを無効にするソフトウェアアップデートは、既存のユーザーにはNestアカウントを通じてWi-Fi経由でインストールできます。自宅にWi-Fiが接続されていないお客様は、Nestにご連絡いただければ全額返金いたします。

このようなバグをテストし、その後複数の国の安全機関によってアップデートが承認されるまでにはしばらく時間がかかるため、少なくとも数か月は修正を含むソフトウェアアップデートは期待できないとファデル氏は言います。

Googleは最近、Nestを32億ドルで買収しました。トニー・ファデルはAppleの元幹部で、iPodの父と称されています。

出典: Nest