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写真:Apple
報道を止めてください。サプライチェーン企業は、本当に、本当にApple とのビジネスを望んでいます。
新たな報道によると、Appleの主要メーカーであるFoxconnとAdvanced Semiconductor Engineering(ASE)は現在、Siliconware Precision Industries(SPIL)という3社目の会社の経営権をめぐって争っているという。なぜか?もちろん、Appleからの受注獲得につながるからだ。
台湾に拠点を置くAdvanced Semiconductor Engineering(SPIL)は8月、10億ドルの買収提案を通じてSPILの株式25%を取得する計画を明らかにし、最終的には9月に完了した。しかし、SPILはACEのライバル企業であるFoxconnとの提携計画も発表し、計画に支障をきたした。株式交換により、FoxconnのSPILにおける議決権保有比率はASEよりも高くなる。
SPILは今週木曜日の株主総会でフォックスコンとの取引を締結したいと考えている。しかし、ASEは株主に書簡を送り、株式交換に反対票を投じるよう求めることで、取引を阻止しようとしている。
さらに混乱を招いているのは、SPILが、買収が成立するかどうかに関わらず、Foxconnと協力する計画を表明しているという事実だ。Foxconnは、Apple向けのシステム・イン・パッケージ(SiP)チップの開発でSPILと提携したいと考えている。
分かりましたか?
数十億ドル規模の金銭が絡むこの争いは、ますますヒートアップしていると報じられているが、結末はまだ分からない。しかし、三角関係が絡むこの争いは、まるで「The OC」の企業版のような様相を呈している。
Appleメーカーの生産中止は今回が初めてではない。昨年はTSMCとサムスンがApple向けチップの受注をめぐって争い、産業スパイ容疑で裁判沙汰になったこともあった。
そしてAppleは、騒ぎが収まるまでじっと座って待ってから命令を出すだけだ。人気があるのはいいことだ。
出典:WSJ