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写真:Google
今月、グーグルの自動運転車が公共バスと衝突したが、同社の自動運転車が事故の原因となったのは初めてとなる可能性がある。
Googleは、2012年に自動運転車の公道試験を開始して以来、事故を起こしていないことを誇りに思っている。公道では14件の軽微な衝突事故が発生したが、Googleはいずれのケースも自社の車両に過失はなかったと主張している。
しかし、状況は変わりつつあるかもしれない。今月初め、カリフォルニア州マウンテンビューで、Google所有の自動運転レクサスRX450hが自動運転モード中に公共バスと衝突したと、DMV(運輸局)に提出された事故報告書に記されている。
Googleによると、同社の車両は交差点で車線の右側に停車した際、土嚢を避けようとしていたという。数台の車が通過した後、後方からバスが接近してきたため、車両は土嚢を避けるため車線の中央に戻り始めた。
Googleは、「Google AVのテストドライバーは左側のミラーでバスが近づいてくるのを確認しましたが、バスは停止するか減速してGoogle AVの走行を続行できるだろうと考えました」と説明しています。「約3秒後、Google AVが車線の中央に戻ろうとした際、バスの側面に接触しました。」
グーグルによると、同社の車両は時速3.2キロメートル以下で走行していたのに対し、バスは時速15キロメートルで走行していたという。衝突で負傷者は出なかったものの、ネホラローの弁護士の尽力により、グーグルは衝突による精神的外傷に対し、バスの乗客に対し非公開の金額を支払った。
Googleは報道の中で、同社のレクサスが自動運転モードで走行していたことを認めており、これは同社の自動運転車が100万マイル(約160万キロメートル)以上走行した後に事故を起こしたのは初めてであることを示唆している。しかし、同社はこの件についてまだ声明を発表していない。
これは軽微な衝突ではあったものの、自動運転車には人間の運転手が必要であることを浮き彫りにしました。バスがもっと速く走っていたら、この事故はもっとひどいものになっていたかもしれません。それでも、Googleの自動運転車計画に大きな影響を及ぼすことはないでしょう。